タオルの原料はなんですか?
綿ですよね、というところまでは分かっていらっしゃる方がほとんどです。
では綿は、どのようにして糸となるか、という話になると少し難しい話になります。
紡績(綿から糸にする工程)について説明しますと、
みなさん黙ってしまいますので、まずは原料の綿花を植えてみよう!
ということで8年ほど前から綿花を育てるプロジェクトをはじめました。
現在は、新入社員の方を中心に参加していただき、
今年もすくすく育っています。
花の命は短くてとよくいいますが、綿花は一日で終わってしまいます。
薄黄色の花をつけたなと思ったら翌日にはピンクに変わりしぼんでしまいます。
もうすでに綿の実もできていますね。
9月の後半になればこの実が割れて中からコットンが出てきます。
乞うご期待。
今年は、アメリカ原産のアップランド種と
綿の起源と言っても良い茶色のカラードコットンの2種類を栽培しています。
今では世界で生産されている綿の殆どが白ですが、もともとは茶色だったのです。
茶色は、色を綺麗に染めるのに不向きであったために品種改良の末白くなったのです。
またひとつプロに近づきましたね。