中小企業は「狭く・深く」戦うべきだ その2
公開日: 2016年10月29日
さて、前回のつづきを。
「深く」とは、自分の仕事・知識の深掘りです。
営業・商品部の方々にはもっとタオルのプロになって欲しい。
物流の方々にはもっと物流のプロになって欲しい。
タオルのソムリエというレベルでなく、ノーベル賞を目指して欲しい。
それは、お客様に価値を良く分かって頂く為に絶対に必要だからです。
先日の会長へのインタビューの際におっしゃっていましたが、当社はスーパーと共に発展してきた歴史があります。
ですから、”良いものをより安く” の文化が根底にあるように思います。
このやり方だとお客様にあまり説明する必要がありません。
しかし、本当に良い商品を売っているお店に行くと、
店員さんの説明が楽しくて、”この人は商品のことを本当に愛しているなぁ”と感じ、思わず聞き入ってしまいます。
そんな風に、”タオル愛” を感じさせるプロになって欲しい。
卸売業は、環境対応業です。
時代の流れはどんどん早くなっています。
過去の成功体験はまったく通用しません。
大手量販店が大量閉店する時代。
変わらなければいけないと分かって入るけど、気がつけば既存のお客様に頼っている・・・
営業力の真価が問われていると思います。
例えば、ポルトガルの商品をピッタリのお店に売り込める。
そんな営業がもっと育って欲しい。
今回は営業中心に書きましたが、物流さんも同じです。
物流愛を感じさせるプロになって欲しい。
その秘訣は、どんなに些細な事でもわからないことを放置しないということだと思います。
わからないこと、疑問に感じることはその日のうちに解決する習慣をつけましょう。