物流部

手紙

公開日: 2020年3月27日

センター物流部の田中です。

先月、友達と映画「ラストレター」を見に行きました。

ある一通の手紙が人と人との繋がりを生み、物語の展開を大きく動かすきっかけに

繋がるというストーリー仕立てになっているのですが、

登場人物が相手から返事が届くのを心待ちにしながら文通を何度も繰り返すシーンが印象的でした。

皆さんは最近手紙を書いたのはいつですか?

 

年代によって今までの人生と手紙との関わり方は様々だと思います。

私は毎年両親や祖父母の誕生日が訪れる度に書いて、プレゼントに添えて渡しています。

思い返すと、今までで頻繁に手紙のやり取りをしていたのは小学校時代がピークで、

同じクラスの友達と毎日手紙のやり取りをしたので、筆箱の中身を手紙いっぱいにして帰宅しては

友達からもらった手紙を入れる用の袋に移し替える作業をしていました。

その当時に手紙のやり取りをしていた友達から今年年賀状が届いたのですが、

その友達は卒業と共に引越しをして頻繁に会えなくなってしまったので、

当時頻繁に目にしていた文字と変わらない手書きの字体で綴られた文章を見ていて

懐かしい気持ちと温かい気持ちで心が満たされました。

届いたタイミングが1月の中旬に差し掛かった頃だったので、

せっかくならLINEではなく手紙で返事を書こうと思い、雑貨屋に便箋を選びに行きました。

画像①

その後友達に返事を書き終えて感じた事は、手紙にはSNSにはない良さがあることに気付かされました。

まず、便箋という紙の媒体が数が限らたものであり、ワンクリックでパッと消すという修正が効かないので、

一文字一文字が丁寧になります。相手に伝えたいことを文章として完成させるまでに時間は掛かりますが、

何を書こうか考えていると、そういえば当時は友達と昼休みにあんな遊びをして楽しんでいたなぁと

ペンを手に持つまでは思い出さなかった思い出が次々と蘇り、懐かしい気持ちに浸ることができました。

それが結果的に相手に送る手紙に綴る文章へと文字化されていきました。

そしてポストに投函してからは、友達からの「届いたよ」というアクションが起こるまで

「もう手紙読んでくれたのかな…」と相手のことを想う時間が自然と増えました。

 

年賀状を送ってくれた友達は返事を期待していなかったそうで、

後日LINEで「手紙での返事が来たから嬉しすぎて届いたその日にインスタグラムに投稿したよ!ありがとう!!」と

お礼の文章が届きました。

その文章から嬉しい気持ちがひしひしと伝わってきて、

私も嬉しくなり、やっぱり手紙にして良かったなと凄く思いました。

今の時代はSNSで伝えたいことを手軽に伝えられて便利ですが、相手のことを想う時間が増える

手紙ならではの良さを映画、そして自身の体験で実感しました。

最近手紙を書いてないという方は、是非書いてみてはいかがでしょうか。

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