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常務就任 お祝いインタビュー☆ 狩猟民族 渡邉 弘

公開日: 2018年7月03日

常務写真①

今回は、めでたく取締役常務に就任された、渡邊常務にお祝いインタビューをさせて頂きました

林株式会社に入社して33年目。

しかし実は、林株式会社と常務の関係は、それよりずっと前からスタートしていました

今回は、そんな林(株)と常務の長い歴史を紐解きながら、常務就任までの道のり、

そしてこれから先の林(株)にはせる思いをたっぷり語って頂きます

 

さかのぼること、数十年・・・・・常務が高校1年生の夏に、林(株)とのヒストリーは幕を開けます

実は学校では禁止されていましたが、どうしてもお小遣いが欲しい渡邊少年が探したのが、夏休みの短期アルバイト

そのころはインターネットなどで探せるはずもなく、まずは職業安定所へ。

そこで紹介されたのが、林株式会社でした

夏⇒タオル⇒大忙し!!という法則はこの頃も変わらず、働き始めると目の回る忙しさ

そんな中でも、社員の皆さんは、アルバイトだからと分け隔てることもなく、一生懸命・丁寧に、

そして時には厳しく指導してくださったそうです。

そのころお世話になったのが、今ではベテラン社員として林株式会社を支える方々でした。

(特に具さんには大変お世話になったとか!?)

短期のアルバイト期間でしたが、社長(現会長)が現れると社員の皆さんにビシッとした緊張感が走る空気感や、

いままで全く意識していなかったタオルが、企画⇒生産⇒発送される様子を目の当たりにし、

初めて社会、そして会社というものを感じることができた衝撃的な体験でした

気づけばこの短期間の間にすごくタオルが好きになり、バイト中もこの商品欲しいな・・・とずっと思っていたそう。

家に帰っても家のタオルをいろいろチェックし、研究していたので、

いまでもそのころどんなタオルが自分の家にあったのか鮮明に覚えているそうです

(本当にタオルの虜になってしまったんですね!)

 

その後、大学に入学し、就職活動を始めたとき、ふと“あの会社どうなってるのかな?”と

記憶にあったのが、林株式会社でした。

大学の就職課に行きましたが、先輩がそれまでに林(株)に入社した実績もなく・・・

しかしそこでへこたれるのではなく、“よっしゃ!この大学で第一号になったろ!”と思えるのが渡邊常務。

会社訪問ののち、見事試験に合格し、入社しました。

(実はそのあと、常務出身大学から、次長・課長クラスになる優秀な後輩が続々入学しています。)

 

この頃は、川西や三田の商品センターはまだなく、出荷業務は箕面商品センターで行っていました。

この世代の人に聞けば必ず出てくる箕面時代の苦しい思い出

朝の九時に始業して翌日の朝方まで働いて働いて働いても、出荷が終わらない。

こんな事が何日も続く過酷な日々

しかし発注はどんどん膨れ上がり、売上は常に右肩上がり

そのころ実家に住んでいた渡邊常務。どうしても毎日帰りが朝方になるので、

ご両親には、“毎晩、毎晩どこで遊んできてるの!いい加減にせえ!”と叱られたそう・・・(笑)

(仕事してただけ・・・・)

お休みの日曜日は、平日の疲れをいやすべく、昼まで寝るのが定番

本当に遊ぶ時間なんてなかったそうです。

あのころは本当につらいという思いでしたが、今思えば、33年間でこの時代が、一番心に残る思い出

若いころに極限まで働く経験をしたおかげで、それ以降、少々のことがあっても、動じないし、

この会社ならなんとかできるという確信をもつ根拠になりました

 

そんな忙しい日々の中のある日、常務は、会社で林社長に呼び止められます。

”君は、狩猟民族か? それとも農耕民族か?” それが林社長からの質問でした。

実はこの時、直感でどんな話かわかっていたという常務

即答で、“狩猟民族です!”と答えたそう。

それを聞いた林社長は、“では、東京店異動ですね”と おっしゃったそうです。

それに対して、そのころの常務は、すぐにいきます!と二つ返事

社長の方から、“いやいや、君は結婚しているし、家族や両親と一回相談してきなさい”

となだめるシーンもあったとか(笑)

その後は、東京店にいってから、課長、次長、そして東京店店長と狩猟民族らしく、

そのキャリアをご自身の力で勝ち取っていかれます

 

そんな成功者である常務が、今の若手に伝えたいこと。

それは、20代の間に作る、人と人とのつながり。

常務が若手時代最初に担当したのは、九州地区。

営業活動中、身を以て感じたのは、確かに仕事は、会社 対 会社の話。

でも実際商談をするのは、  だという事。

常務はとにかく、この人とのつながりを広げることに、20代から今まで非常に力を入れておられます。

お得意先様の担当者さんだけではなく、その上司、その上司と積極的に上層部と顔見知りになり、場を広げていく。

その地道なつながりがあったからこそ、そこから色々な人との出会いが生まれ、

東京に行ってからの営業もスムーズに進んだそうです。

今の若手にも、もっと狩猟本能を奮い立たせ、若いうちにどんどん人脈を築いてほしいということでした

 

そんな常務が、この就任を機に、次なる目標と定めているのが、社内の人との関係。

今までは営業部員を率いる東京店店長という立場上、どうしても自身の営業やお得意先様が優先になりがちでした。

常務という立場上、これからは、東京店はもちろん、会社全体を見る立場として、

物流部を含め様々な社員とのコミュニケーションをさらにはかり、

もっと会社全体の理解を深め、管理していけるようになりたいとおっしゃっていました。

西には、自分が入社したころあこがれた先輩である井澤常務がいる。

自分は東の常務として、井澤常務をサポートしながら、もっと林社長の思い描く会社像を

どんどん形にしていきたいと熱く語ってくださいました

 

そんな仕事に熱い常務は、実は恋愛にも熱かった

20代後半(まだ関西にいたころ)に、事務で入社して来た10歳年下の奥様と出会い社内結婚

奥様は退社されましたが、会社への理解も深く、常務の東京行きにも賛成し、ついてきてくれたそうです。

三人のお子様をしっかり子育てされた奥様

今の生活があるのはお父さんのおかげよ と事あるごとにお子さんに伝えていたので、

お子様も常務には、感謝の気持ちをもって接してくれているそうです。

息子さんに至っては、常務の仕事ぶりを見て、林(株)に入社したいと言ってくれてるとか

でもそこは、『厳しい道を歩ませます』ときっぱり

狩猟民族の息子たるもの、自分の力で会社は決めてほしいですよね

 

実は、林社長から車の中で、常務就任の話を聞いたとき、ご本人は、あまりにも驚き信じられなかったのか、

”ちょっといいですか?” とご自身の頬を何度もげんこつで殴ったとか

それぐらい驚きと、うれしさと、緊張感漂う瞬間だったんですね

自分はそれだけ驚いたので、奥様に常務就任を報告する際、きっとすごく驚いて “おめでとう!!” って

一言ってくれるんだろうな~ と予測していた常務。

しかし奥様・・・あまりの突然に、常務というワードがピンとこず・・・

第一声は、 “なにそれ?” だったそう(笑)

拍子抜けした常務でしたが、重要度をしっかり説明し、東京店店長の業務を兼務することを伝えると、

“なるほど!ご苦労様”といって頂けたそうです。

その後はお祝いで焼肉にいこう!と家族に誘われたそうですが、それならBBQしたい

自慢の広いお庭で家族でお祝いBBQをされたそうです(準備はほとんど常務が担当・・言いだしっぺですもんね)

素敵ですね☆

 

狩猟民族として、常に前へ、外へ突き進んできたこの32年間。

33年目のこれからは、ご自身が目標に掲げるように、さらに社内の人材・後継者育成に力を入れて頂き、

林株式会社全体をもっとレベルアップし、さらに会社全体が強く前進していけるような環境作りに尽力されることと思います。

 

常務ご就任本当におめでとうございました。

今後とも宜しくお願い致します。

 

 

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